「私は 食べることが大好きです。」
誰しもが耳馴染みのある、この世の常套句であり
その歴史たるや遥か古に遡る、ど正論。
当たり前、なのである。
人間はもとより、生けるもの全てに与えられた
いわば「義務」とも言えよう
「食べる」という その行為は
もはや好き嫌いで語る次元のことでなく
ごくごく自然、呼吸レベル。
しかし、
「食事をする」
となると
話はまるで変わり、そこには前述の「好き嫌い」も介入するし
「火を使う」、「配色配置」、「受注発注」、「気分」など
人間の持つ独自の、他種にない特殊能力である
「創造力」が
カキーンと発揮される、夢の舞台。
人間のみが立つことを許された、ボーナス・ステージ。
ステージに立つには、それなりの緊張感と責任感が入り混じるし
また、それを超える満足感が「想像力」の上に君臨している。
そこで初めて、「思いやり」、「いたわり」、
「お気遣い」がマナーとして発動し、他者の「当たり前」だった
「食べる」時間を
より豊かで意義のある時間に変えて差し上げる。
目の前に並ぶ、命の尊さを有り難くいただく。
そのことは当たり前だから
ステージに上がる前に
そっと祈り、未来を描く。
様々な問題を抱え衰退する一方かと見える、一次産業界に
大きな大きな気づきと勇気を与えてくれるであろう、
この ふくどめ小牧場のありのままの姿、
散りばめられた人々の素直な言葉が
アイリッシュ音楽におぶられながら世界電波の旅に出ます。
まずは日本から、鹿屋から。